2019年06月30日

冬の前


 はらはらと落ちた。雪だ。顔にあたる欠片はすぐ水に変わる。
 ああ、もう冬がくるんだ。
 去年の冬は寒かったのを思い出す。
あの時は小さな友達がそばにいた。
 バグ、小鬼。人間とは相いれない存在。
 その時は、そんなことはわかっていなかった。
 大事な友達がそばにいるだけでうれしかった。
 わかっていたのは、その温かさ。
それがなければ生きられなかった。
「こんなところにいたのか。
もうバグが出る早く戻りなさい」
「そうなの?」
「ああ、あいつらはその人の大事なものを
まねる」
「うん。戻るね父さん」
 見ず知らずの男は満足そうにうなずいた。




九十九屋さんた さんには「はらはらと落ちた」で始まり、「満足そうな顔で頷いた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば2ツイート(280字)以内でお願いします。
#書き出しと終わり
https://shindanmaker.com/801664
posted by 作者 at 21:52 | Comment(0) | 短編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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